11月5日、WEC世界耐久選手権第6戦バーレーン8時間レースのフリープラクティス3回目が、バーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、トヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/ブレンドン・ハートレー)が最速タイムをマークした。
現地時間13時20分、気温31度/路面温度42度という暑さのなか、60分のセッションがスタート。ここまでの2セッション同様、トヨタの8号車はハートレーが、7号車は小林可夢偉が、最初のタイムアタックを敢行。ハートレーは2周の計測で1分48秒346までタイムを伸ばし、トップに立つ。一方の7号車可夢偉は3週連続での計測を行い、1分48秒777のベストタイムをマークしている。
結局、これらのタイムはセッション終了まで更新されず、8号車、7号車の順でトヨタのワン・ツーとなった。8号車はFP1からFP3まで、すべてのセッションをリードして予選を迎える。
3番手には、LMP2クラスの首位となるJOTA38号車オレカ07・ギブソンが入っている。4番手にはLMP2クラスのユナイテッド・オートスポーツUSAの22号車オレカが続き、ハイパーカークラスのアルピーヌ・エルフ・マットミュート36号車アルピーヌA480・ギブソンは、総合5番手タイムとなっている。
LMGTEプロクラスでは、ポルシェGTチームの92号車ポルシェ911 RSR-19がクラス首位。僚友の91号車も続き、ワン・ツーでプラクティスを終えた。
LMGTEアマクラスは、チーム・プロジェクト1の56号車ポルシェがトップタイムをマークした。星野敏と藤井誠暢がドライブするDステーション・レーシングの777号車アストンマーティン・バンテージAMRはクラス10番手、木村武史の乗るケッセル・レーシング57号車フェラーリはクラス12番手でセッションを終えている。
セッションは開始15分のところで、コース上のボラードが外れて清掃が必要になったため、赤旗が提示された。10分後に再開となったが、セッション終了が当初予定よりも10分延長となり、14時30分にチェッカーフラッグを迎えている。
WEC第6戦はこのあと現地時間17時20分(日本時間23時20分)から、決勝レースのスターティンググリッドを決する予選のセッションが行われる。
■2021年WEC第6戦バーレーン フリープラクティス3回目暫定結果
Pos. No. Class Team Car Driver Tyre Time
1
8
HYPERCAR
トヨタ・ガズー・レーシング
トヨタGR010ハイブリッド
S.ブエミ
中嶋一貴
B.ハートレー
MI
1’48.346
2
7
HYPERCAR
トヨタ・ガズー・レーシング
トヨタGR010ハイブリッド
M.コンウェイ
小林可夢偉
J-M.ロペス
MI
1’48.777
3
38
LMP2
JOTA
オレカ07・ギブソン
R.ゴンザレス
A.F.ダ・コスタ
A.デビッドソン
GY
1’51.188
4
22
LMP2
ユナイテッド・オートスポーツUSA
オレカ07・ギブソン
P.ハンソン
F.シェーラー
F.アルバカーキ
GY
1’51.524
5
36
HYPERCAR
アルピーヌ・エルフ・マットミュート
アルピーヌA480・ギブソン
A.ネグラオ
N.ラピエール
M.バキシビエール
MI
1’51.794
6
28
LMP2
JOTA
オレカ07・ギブソン
S.ゲラエル
S.バンドーン
T.ブロンクビスト
GY
1’52.059
7
1
LMP2
リシャール・ミル・レーシング・チーム
オレカ07・ギブソン
T.カルデロン
S.フローシュ
B.フィッセール
GY
1’52.681
8
70
LMP2 ProAm
リアルチーム・レーシング
オレカ07・ギブソン
E.ガルシア
L.デュバル
N.ナト
GY
1’52.758
9
20
LMP2 ProAm
ハイクラス・レーシング
オレカ07・ギブソン
A.フィヨルドバッハ
D.アンデルセン
R.クビサ
GY
1’52.825
10
29
LMP2 ProAm
レーシング・チーム・ネーデルランド
オレカ07・ギブソン
F.バン・イアード
G.バン・デル・ガルデ
J.バン・ウィタート
GY
1’53.008
11
31
LMP2
チームWRT
オレカ07・ギブソン
R.フラインス
F.ハプスブルク
C.ミレッシ
GY
1’53.181
12
21
LMP2 ProAm
ドラゴンスピードUSA
オレカ07・ギブソン
H.ヘドマン
J-P.モントーヤ
B.ハンリー
GY
1’53.833
13
34
LMP2
インターユーロポル・コンペティション
オレカ07・ギブソン
J.スミエコウスキー
R.バン・デル・ザンデ
A.ブランドル
GY
1’55.799
14
92
LMGTE Pro
ポルシェGTチーム
ポルシェ911 RSR-19
K.エストーレ
N.ジャニ
M.クリステンセン
MI
1’56.590
15
44
LMP2 ProAm
ARCブラティスラバ
リジェJS P217・ギブソン
M.コノプカ
O.ウェッブ
N.パンチアティシ
GY
1’56.703
16
91
LMGTE Pro
ポルシェGTチーム
ポルシェ911 RSR-19
G.ブルーニ
R.リエツ
F.マコウィッキ
MI
1’57.406
17
51
LMGTE Pro
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
A.ピエール・グイディ
J.カラド
MI
1’58.411
18
52
LMGTE Pro
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
D.セラ
M.モリーナ
MI
1’58.519
19
56
LMGTE Am
チーム・プロジェクト1
ポルシェ911 RSR-19
E.ペルフェッティ
M.カイローリ
R.ペーラ
MI
1’58.696
20
83
LMGTE Am
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
F.ペロード
N.ニールセン
A.ロベラ
MI
1’58.803
21
47
LMGTE Am
チェティラー・レーシング
フェラーリ488 GTE Evo
R.ラコルテ
G.セルナジョット
A.フォコ
MI
1’58.926
22
86
LMGTE Am
GRレーシング
ポルシェ911 RSR-19
M.ウェインライト
B.バーカー
T.ギャンブル
MI
1’59.022
23
77
LMGTE Am
デンプシー・プロトン・レーシング
ポルシェ911 RSR-19
C.リード
J.エバンス
M.キャンベル
MI
1’59.061
24
88
LMGTE Am
デンプシー・プロトン・レーシング
ポルシェ911 RSR-19
K.アル・クバイシ
A.ジェフェリーズ
J.アンドラウアー
MI
1’59.355
25
85
LMGTE Am
アイアン・リンクス
フェラーリ488 GTE Evo
R.フレイ
S.ボフィー
K.レッグ
MI
1’59.634
26
98
LMGTE Am
アストンマーティン・レーシング
アストンマーティン・
バンテージAMR
P.ダラ・ラナ
A.ファーフス
M.ゴメス
MI
1’59.681
27
33
LMGTE Am
TFスポーツ
アストンマーティン・
バンテージAMR
B.キーティング
D.ペレイラ
F.フラガ
MI
1’59.730
28
777
LMGTE Am
Dステーション・レーシング
アストンマーティン・
バンテージAMR
星野敏
藤井誠暢
A.ワトソン
MI
1’59.949
29
54
LMGTE Am
AFコルセ
フェラーリ488 GTE Evo
T.フロー
F.カステラッチ
G.フィジケラ
MI
2’00.089
30
57
LMGTE Am
ケッセル・レーシング
フェラーリ488 GTE Evo
木村武史
M.イェンセン
S.アンドリュース
MI
2’00.805
31
60
LMGTE Am
アイアン・リンクス
フェラーリ488 GTE Evo
C.スキアヴォーニ
A.ピッチーニ
M.クレッソーニ
MI
–
※リザルトは編集部集計