PU交換の角田裕毅、後方グリッド確定でロングランに集中「最初からペースが良く好調な初日」/F1第18戦

 2021年F1メキシコGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はフリー走行1=11番手/2=8番手だった。

 FP1スタート直後、FIAは、角田車にパワーユニットの新エレメントが投入されたことを発表した。4基目のICE(エンジン)、ターボチャージャー、MGU-H、MGU-K、7基目のエキゾーストシステムが投入され、そのうちエキゾーストシステム以外はシーズン中の制限数を超えているため、角田にはグリッド後方への降格ペナルティが科される。

 今回の交換は、シーズン残りレースのことを考えた計画的なものであると、ホンダは説明している。

 金曜の走行後、チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、「今週末、裕毅に関してはPUペナルティを受けなければならず、彼は後方グリッドからのスタートになる」と語った。

「そのため、彼は決勝に備えて、ロングランの向上に集中した。それでもショートランでも素晴らしいパフォーマンスを発揮し、自信を深めていくことができている」

2021年F1第18戦メキシコGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=11番手(1分20秒011:ソフトタイヤ/30周)/2=8番手(1分18秒644:ソフトタイヤ/31周)

 今日はとてもいい一日で、マシンバランスがよく、FP1から力強いペースを見せられたと思います。ペナルティが決まっているので、予選に向けたアプローチは異なりますが、多くの重要なデータが集められたので、今夜エンジニアが分析でき るはずです。

 今回は予選に向けた一周のタイムよりも、レースにフォーカスして取り組んでいくので、今日は多くのロングランをこなしました。ここまでマシンに対していい感触を得ています。

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