広島・鈴木誠也がポスティングでメジャー移籍へ MLB公式サイトが報道「日本シリーズ後にも発表」

MLB球団は鈴木誠の米挑戦を待ち構えている(東スポWeb)

米大リーグ機構(MLB)公式サイトは5日(日本時間6日)にトップニュースとして広島・鈴木誠也外野手(27)が「今オフにポスティングシステムを利用してMLB球団に移籍することになる」と、ある関係者が語ったと伝えた。

広島は正式発表していないが、同サイトは「日本シリーズ終了後の今月末にも発表する予定で、交渉が始まればFAになっているスターリング・マルテ外野手(33)と競合する、市場における有力な外野手になる」と伝えた。その上で「NPBの球宴に5度選ばれ、2019年のプレミア12でMVPに輝いた」と紹介した。

マルテは今季、マーリンズとアスレチックスでプレーし、打率3割1分、12本塁打、43打点、47盗塁をマーク。FA市場の注目外野手の一人で、今季年俸は1250万ドル(約14億2000万円)だった。

鈴木誠が今季、自己最高のOPS(出塁率+長打率)1・079と38本塁打をマークしたことに触れ、パワーや盗塁能力のある右打者として、ブレーブスの若きスターのロナルド・アクーニャ外野手(23)と比較されていると絶賛。移籍先候補としてメッツ、さらに長年にわたって日本でのスカウティング活動に力を入れているレンジャーズを挙げた。

米スポーツサイトのブリーチャーリポートは同日掲載した「オフシーズンのMLB最大の話題を予想」と題する特集で、「鈴木誠也の名前を聞くことになる」「韓国プロ野球のスター、金河成が昨オフにパドレスと結んだ4年総額2800万ドル(約31億8000万円)を問題なく超える」、などと伝えた。

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