上越市長選挙と同一日程で行われた同市議会議員補欠選挙は、無所属で元中学校教諭の木南和也氏(42)が新人三つどもえの戦いを制した。
4月下旬に田中聡氏が現職のまま死去したことで空席となった1議席をめぐり、繰り広げられた同選挙。投票者数は10万4523人、投票率は66・06%だった。
当選した木南氏は6万2167票を獲得。地元の直江津地区を拠点に活動し、支援の輪を広げた。1日に当選証書の付与を受け、「市民の皆さまから頂いた票の重みを、ひしひしと感じている」と噛みしめた。
敗れた2氏も、今回の経験をこれからに生かす構えだ。
日本共産党公認で飲食店経営の岩澤健氏(50)は、1万6184票を獲得した。選挙で触れた有権者の生の声を踏まえ、「困っている方々のために、今後もできることをやっていきたい」と意気込む。
日本第一党公認で会社役員の菅原深雪氏(59)は、1万1982票を獲得。当初の予想以上の手応えがあったといい、「皆さんが私に何を期待して、票を入れてくださったのか。直接聞いてみたい」と話す。
おわり