木城町椎木の中竹佳奈さん(46)は、水洗いすれば何度も使える蜜ろうを使ったラップをインターネットなどで販売している。原料となる蜜ろうも手作りしており、プラスチックごみ削減の動きが広がる中で注目されている。中竹さんは「少しでも物を大事に使うことにつながれば」と話している。
2016年、東京から夫の出身地の同町に家族で移住。その際、友人から蜜ろうのラップを贈られ、17年ごろから、ラップ作りを始めたという。
蜜ろうは県内の養蜂家から調達したミツバチの巣のくずを煮溶かすなどして作る。軟らかくしてくっつきやすくするため、ホホバオイルと一緒に加熱して溶かし、松やにを加えるのがポイント。出来上がった蜜ろうを布に置いてオーブンシートの上からアイロンで溶かし、シートを取ればラップになる。
県内外の雑貨店やカフェで販売。19年10月、オンラインショップ「中竹商店」を開いた。サイズは4種類で、価格は400~1900円前後。自家用やプレゼント用にと全国から注文が入るという。
中竹さんは「ラップ作りは簡単。自分で作れば、愛着も湧くので、蜜ろうだけの販売も考えたい」と話している。蜜ろうのクリームも販売している。ショップのアドレスはhttps://nakatakeshouten.stores.jp
蜜ろうラップ販売 プラごみ削減で注目 木城
- Published
- 2021/11/07 20:58 (JST)
- Updated
- 2021/11/08 12:21 (JST)
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