「SDGsキッズ」を結成 「環境に優しい町になって」 長崎・川棚小6年の10人

「できることから挑戦したい」と意気込む「SDGsキッズ」のメンバー=川棚小

 長崎県東彼川棚町立川棚小(溝川浩校長、366人)の6年生有志10人が、持続可能な開発目標(SDGs)に小学生の視点で取り組む「SDGsキッズ」を結成。「自分たちにできることから」とさまざまな活動に奮闘している。
 6月に町内の大崎海水浴場のビーチクリーンイベントに参加した宇都宮蕾さん(12)が「環境に優しい活動をしよう」と仲間に呼び掛けて結成した。
 最初に取り組んだのはフードロスの削減。同町の大崎自然公園「くじゃく園」が、飼育するクジャクの餌となる古米の提供を呼び掛けているのを知り、学校で集めることを思い立った。
 動物愛護週間(9月)に合わせ、校内にポスターを掲示したり、プリントを配布したり、放送で呼び掛けたりした。各家庭から計95キロの古米が集まり、同園に届けた。
 他にも不要服を使ったミサンガ作りに取り組む。宇都宮さんは「SDGsの活動を広げて、環境に優しい町になるとうれしい」と話した。

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