お歳暮シーズンを前に、長崎市大黒町の県物産館で、長崎ちゃんぽんなどを一堂に集めた特設コーナーが登場した。8日は、県内の3事業者が初めて実演で商品の魅力をPR。県産牛肉を使ったハンバーグなどを来場者に振る舞った。
お歳暮品の選択に役立ててもらおうと、県物産振興協会が毎年開催。鯨肉のセットや九十九島せんぺいの詰め合わせ、平戸焼酎などの見本計約320点(初出品約50点)を12月24日まで展示する。同協会によると新型コロナウイルス禍に伴い、手渡しでなく発送での贈答に切り替える人が増えている。
中島珈琲本社(大村市)は、軍艦島など県内の名所の写真をパッケージにプリントしたオリジナルブレンドのコーヒーを販売。試飲を配った中島徳彦営業部長(51)は「コーヒーを味わうだけでなく、受け取った人が新型コロナ収束後に本県に足を運ぶきっかけにもしてほしい」と語った。
贈答品の下見に来た大村市木場1丁目の会社員、松尾和志さん(67)は「定番のハムやソーセージを選ぶことが多い。(お歳暮を贈るとき)末永く交流したいという思いを込めている」と話した。
商品の購入は、同館での直接申し込みとFAX、郵送で注文を受け付ける。問い合わせは同協会(電095.821.6580)。
お歳暮選びの参考に 県物産館で320点紹介 長崎県物産振興協会
- Published
- 2021/11/09 09:50 (JST)
- Updated
- 2021/11/10 12:42 (JST)
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