シャビ新監督のバルセロナでさっそく内紛勃発した理由

名門再建のために呼ばれたシャビ監督(ロイター)

低迷打破へシャビ新監督を迎えたスペイン1部の名門バルセロナで〝内紛〟がぼっ発した。

レジェンドを指揮官に招へいして再建へ第一歩を踏み出したバルセロナだが、新たな問題が発生した。

スペインメディア「ミオトラリーガ」は「ロッカールームには緊張、戦い、悪い雰囲気がある。試合でのイメージの悪さに加え、けが人の続発がチームに多くの摩擦を生み出している」と報じた。

同メディアはこう続ける。「FWアンス・ファティの負傷に加え、DFエリック・ガルシアやMFニコ・ゴンサレスも負傷した。すでにMFジェラール・ピケ、MFペドリ、DFデスト、MFセルジ・ロベルトなど故障禍になっている。批判の矛先はフィジカルトレーナーに向けられており、何人かのプレーヤーがすでに衝突している。摩擦は増大しており、激しい議論を呼び起こしている」と負傷者があまりにも多いことで選手たちがメディカルスタッフに不満を抱き、チーム内で衝突が起きているのだ。

このままでは選手がプレーに集中できる環境が崩壊する恐れもあり「シャビは何らかの対処をしなければならない」と指摘。その一案として「バルセロナでチームドクターを務めていたリカード・プルナ医師を連れ戻す」ことが検討されているという。

深刻な財政難、成績の低迷、そして負傷者続出による内紛。〝三重苦〟の名門はこの危機をどう乗り越えるのか。

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