中川市長になりすまし SNSアカウント乗っ取られる 上越市

 上越市の中川幹太市長が活用するSNSのアカウントを何者かが取得し、本人になりすまして複数人にプリペイドカードの購入を促すメッセージを発信する詐欺事案が8日に発生した。

 9日に開かれた市長就任記者会見で明らかになった。中川市長によると、自身が活用する「フェイスブック」に届いた「ラインがロックされた。解除が必要」とのメッセージに応じて個人情報を送信。これによりラインのアカウントを不正利用された。

 8日に後援会の関係者から支払い完了の連絡があり詐欺が発覚。関係者が警察へ通報した。中川市長はカードを返品するよう伝え、把握している範囲では被害はないという。「私の不徳の致すところ。大勢に迷惑をお掛けした。現在はアカウントの削除など対応を進めている。今後このようなことがないよう努め、また市民の皆さんが被害に遭わないよう、市の担当部局、そして警察とも協力しながら特殊詐欺対策に取り組んでいきたい」と述べた。

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