【セCS】巨人に重いビハインド…先発・山口俊が〝鬼門〟の初回に3失点

初回、サンタナに一発を浴びた山口俊(東スポWeb)

巨人・山口俊投手(34)が10日、ヤクルトとのCSファイナルステージ第1戦(神宮)に先発し、初回から3点を失った。

立ち上がりを一気に攻め立てられた。先頭打者の塩見には、甘く入った直球をとらえられて左中間を破る二塁打。青木こそ投ゴロで打ち取るも、山田には四球を与えて一、三塁とされた。そして村上の高々と舞い上がったフライを遊撃手の坂本がキャッチしたが、捕球時にやや体勢を崩した隙に三走の塩見にタッチアップを許し、好走塁で先制のホームを踏まれた。

なおも二死一塁。山口は動揺もあったのか、続くサンタナに投じた初球のスライダーが甘く入り、豪快に振り抜かれた打球は左翼スタンドへ消えた。

今季、途中加入した山口は15試合に先発して2勝8敗。34失点したうち、イニング別で最も多かったのが初回の12失点だ。短期決戦のCSでも課題が露呈し、序盤から重くのしかかるビハインドとなった。

© 株式会社東京スポーツ新聞社