元中日・ロドリゲス オプション破棄でFAもヤンキースと再契約

日本時間11月11日、ヤンキースは自軍からFAとなったリリーフ左腕、ジョエリー・ロドリゲスと1年契約で再契約(メジャー契約)を結んだことを発表した。ロドリゲスはシーズン終了後、年俸300万ドルの球団オプションの行使を拒否され、バイアウト50万ドルを受け取ってFAとなっていた。地元紙「ニューヨーク・ポスト」によると、今回の契約でのロドリゲスの年俸は200万ドル(+出来高25万ドル)。バイアウトとの合計でも250万ドルとなり、ヤンキースは50万ドルを節約することができた。

2018年途中から中日ドラゴンズに加入し、セットアッパーとして活躍したロドリゲスは、2019年オフにメジャー復帰を希望して自由契約となり、レンジャーズと2年550万ドル+オプション1年で契約。2016~17年のフィリーズ時代以来となるメジャー復帰を果たした。

短縮シーズンの昨季は12試合に登板して3ホールド、防御率2.13とまずまずの活躍を見せたが、今季はレンジャーズでの31試合で1勝3敗1セーブ、9ホールド、防御率5.93と不安定なピッチング。しかし、7月末のトレードでジョーイ・ギャロとともにヤンキースへ移籍すると、その後は21試合で1勝0敗、5ホールド、防御率2.84と安定感を取り戻した。シーズン通算では52試合に登板して46回1/3を投げ、2勝3敗1セーブ、14ホールド、防御率4.66、47奪三振という成績だった。

ヤンキースはセットアッパーのザック・ブリットンが今年9月にトミー・ジョン手術を受けたため、クローザーのアロルディス・チャップマン以外に実績のあるリリーフ左腕が手薄な状況。今季6年ぶりにメジャーへ復帰して防御率2点台の活躍を見せたルーカス・リットキー、今年4月にジャイアンツから加入後は防御率2点台と好投したワンディ・ペラルタとともに、ロドリゲスにかかる期待は大きい。メジャー復帰3年目となる来季は飛躍のシーズンとなるだろうか。

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