かつて四角いフォルムで人気に 藤沢市消防局の救助工作車が引退 いすゞプラザで展示

バス型の四角いフォルムが特徴の救助工作車=藤沢市のいすゞプラザ

 バス型の四角いフォルムが特徴の藤沢市消防局の救助工作車が運用期間を終え、製造元のいすゞ自動車の展示施設「いすゞプラザ」(同市土棚)で展示されている。2005年から稼働し、市内の災害救助のみならず東日本大震災の被災地にも派遣されるなど、同局にとって「思い入れが深い車両」という。

 同社の中型トラック「フォワード」をベースに改造した救助工作車は、全長約9メートル、高さ約3.3メートル、幅約2.5メートル。小型クレーンやウインチ、伸縮式大型照明を装備し、「道を選ばない機動力や、多種多様な救助機材の搭載、迅速に資機材を取り出せる機能性の3点が特徴」(同局)だ。

 バス型の救助工作車は全国的に珍しく、導入時には「消防車ファン」の人気を集めたという。

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