お金持ちクラブのニューカッスルが降格阻止へ来年1月にマンUから選手を引き抜きか 英紙報道

ディーン・ヘンダーソン(ロイター)

イングランド・プレミアリーグで世界一リッチなクラブとなったニューカッスルが同リーグのマンチェスター・ユナイテッドから選手3人の引き抜きに乗り出すと、英紙「デーリー・ミラー」が伝えている。

資産48兆円超のサウジアラビア公共投資基金(PIF)が支援する共同事業体によって買収されたニューカッスルはエディ・ハウ監督の就任を発表。チームの方針が定まりつつある中、同紙は「マンチェスター・ユナイテッドの選手3人がニューカッスル・ユナイテッドのレーダーに乗っている」と報じた。

1人目は若手GKのディーン・ヘンダーソン。スペイン代表GKダビド・デヘアがいるため出場機会に恵まれていないが、イングランド代表として来年のカタールW杯メンバーに入るためにも出番増を目指していることから、移籍を検討しており、ニューカッスルが獲得に向けて熱視線を送っているという。

2人目はオランダ代表MFドニー・ファンデベーク。オーレグンナー・スールシャール監督の構想から外れており、今季の出場はわずか2試合とプレー機会に飢えている。またFWジェシー・リンガードは今季ポルトガル代表のFWクリスチアーノ・ロナウドらの加入で出番は減っていることから移籍を検討。同紙は「新しい代理人と契約した」と伝えており、ニューカッスルが照準を合わせている。

ニューカッスルはここまで勝ち点5のリーグ19位に沈んでいるが、自慢の資金力を駆使し、強豪クラブからの大量引き抜きで降格を阻止したいところだ。

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