「金正恩総書記の業績を映像化」、韓国大学生進歩連合の活動 “北を知るには、そのリーダーについて知らなければならない”

金正恩総書記のリーダーシップと業績に関する研究を韓国大学生進歩連合(以下、大進連)が学生運動の一環として進めている。

若い世代の中で統一の機運を高めることが目的だという。

2019年第1回の研究会(大進連フェイスブックページ)

南の統一運動において若者世代のけん引役を担う大進連は、「北側をより深く知ることが統一を早められる。北側を知るためには金正恩委員長についてよく知らなければならない」と主張している。

 そのような観点から立ち上げたのが「金正恩国務委員長研究会」。

 南社会で北側の最高指導者に関する研究発表会を公に行ったのは大進連が初めてだ。

 2019年の第1期から3年連続で行い、今年8月に第3期の発表会をオンラインで行った。

 研究会は、金正恩総書記の政治、経済、人民生活、統一問題、外交などの多岐にわたる政策からテーマを設定して研究し、その結果を映像作品として発表するというもの。

 第1期には7点、第2期には24点の作品が出品され、大進連のユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/c/한국대학생진보연합)で公開された。

「金正恩国務委員長と子どもたちの笑い声」(大進連YouTubeチャンネル)

 第3期は、金正恩時代を総合的に研究した29の映像作品が出品された。

 作品は5~8分でコンパクトにまとめられている。タイトルは「金正恩国務委員長と宝物庫」「金正恩国務委員長の心の歌」のように、「金正恩国務委員長」と何かしらを結び付けており、直感的でわかりやすく興味を引くものになっている。

 発表会では優れた作品たちに大賞、最優秀賞、優秀賞が贈られた。

 今年の大賞に選ばれたのは、「金正恩国務委員長と永遠に生きる人々」だった。

「金正恩国務委員長と永遠に生きる人々」の一場面(大進連YouTubeチャンネル)

 訓練中に事故で死亡した海軍兵士や空軍パイロットなど国のために尽力して犠牲になった人々、その遺族に対する金正恩総書記の配慮を紹介し、総書記にとって「忘れえぬ人々」とはどのような人たちかを映像に込めた。

 研究会に参加した大学生からは、「北側に対する誤った認識、偏見があったが、研究会を通じて資料を探して学び、偏見が払しょくされた。統一のためにはこのような研究会がもっと頻繁に開催され、(南社会の)誤った認識や偏見を克服しなければならない」「統一のために一生懸命努力したい」などの感想が寄せられた。

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