プロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから育成2位で指名された関根学園高・滝澤夏央選手(18)が12日、上越市内で球団との入団内諾交渉に臨み合意した。「ここからがスタート。しっかりと準備して、たくさんの方々から愛される選手を目指して頑張りたい」と抱負を語った。
入団交渉には球団本部育成・アマチュア担当(スカウト)の鈴木敬洋さん(38)が来場。滝澤選手は両親と共に交渉の席に就いた。条件は支度金350万円、年俸280万円(いずれも推定)。
合意後、取材に応じ、自身の持ち味について「スピードを生かした(内野)守備」とし、「まだまだそんなレベルじゃないけど、将来的にはゴールデングラブ賞を目指したい」と話した。身長164センチ、体重65キロと現在のプロ野球界では最も小柄になるとされ、「小さいですが、すばしっこく、スピードと切れを磨いてアピールしたい」と語った。
鈴木さんは「野球センスが素晴らしい。ワクワクするような選手。松井稼頭央さん(来季から1軍ヘッドコーチ)のような野性味あふれるプレーが魅力」と期待感たっぷりに話した。
12月上旬に球団の新入団発表に臨み、年明けに入寮する運び。