【新日本・WTL】左ヒザ負傷から復帰の内藤がデスティーノで後藤組撃破「全勝優勝を目指していく」

内藤はYOSHI―HASHIに復活のデスティーノを決めた(東スポWeb)

新日本プロレス「ワールドタッグリーグ」が14日の後楽園ホール大会で開幕。左ヒザ負傷からの復帰を果たした内藤哲也(39)がSANADA(33)とのコンビで後藤洋央紀(42)、YOSHI―HASHI(39)組を破り白星発進を飾った。

内藤は9月大阪大会G1クライマックス初戦のザック・セイバーJr.戦で左膝内側側副靭帯損傷・半月板損傷を負ったが、幸いにも靭帯断裂は免れ早期復帰。2016年大会以来5年ぶりのタッグリーグ戦に出陣した。

YOSHI―HASHIに雪崩式フランケンシュタイナーを決めるなど軽快な動きを見せていた内藤だったが、KUMAGOROSHI(変型ノーザンライトボム)で反撃を許すとバタフライロックで長時間捕獲される。さらに後藤との合体技「消灯」を狙われ絶体絶命のピンチに陥った。

しかしSANADAが間一髪で救出に訪れると、再び攻勢に出る。SANADAのドロップキックアシストからバレンティアを決めると、最後は復活のデスティーノがさく裂。完璧な3カウントを奪ってみせた。

試合後のリング上でマイクを握ると「大変長らくお待たせしました。この新日本プロレスのリングに内藤哲也が帰ってきたぜ、カブロン。決してWTLに合わせて、焦って復帰を決めたわけではないので、皆さんご安心ください」と万全をアピール。最後は待望の「LIJ」大絶叫で大会を締めくくった。

バックステージでは57日ぶりの実戦となったブランクを認めつつ「そこを仕留めきれなかった後藤、YOSHI―HASHI組。確かに連携もたくさん持ってるし素晴らしいタッグチームですよ。けど詰めが甘いというか、ここで俺に勝たないで、じゃあ、いつ勝てばいいのって話になるからさ」とニヤリ。最後は「5年ぶりにエントリーしたこのWTL。優勝するだけじゃなくて、全勝優勝を俺とSANADAは目指していきますよ。1敗してもいいじゃん、2敗しても優勝決定戦に行ければいいじゃん。そんなつもりでリーグ戦に出てないのでね」と全勝優勝を目標に掲げていた。

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