小室夫妻の結婚に「皇室と国と国民との関係を抜見直すいいきっかけ」皇室ジャーナリストが指摘

米国へ出発した小室圭さんと眞子さん(東スポWeb)

元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司氏が14日、テレビ朝日系「サンデーステーション」にVTR出演。米国へ向けて出国した秋篠宮ご夫妻の長女眞子さんと夫・小室圭さんについて語った。

大きな注目を集めた今回の結婚について、山下氏は「(眞子さんは)皇室の延長線上での生活をしたくないということだったんでしょうね。元皇族の方は一般国民になっても一生元皇族という目で見られる。そういう延長線上での今後の生活を望まないのであれば、眞子さんにとっては(圭さんが)理想の人だったんじゃないのかな、と」と分析した。

そうした眞子さんの自立心は、公務と私事とをしっかり分けるように教えられた秋篠宮家の教育方針によるところが大きいと指摘。続けて「秋篠宮殿下ご自身も、『公』と『私』はしっかり分けるべきだというお考えが強いようにお見受けするんですね。お子さまたちに対しても『公』はしっかりやれよ、と。でも、『私』の部分についてはそれぞれのお子さま方のお考えを尊重される」と証言した。

さらに、2人の結婚が皇室のあり方と過度な期待を求める国民の意識に一石を投じたとも言及。「天皇や皇族方もお育ちになる環境というのは、一般の人たちに囲まれたところで育っていかれるわけで、我々の感情に近づいてこられている。国家国民のために私より公を重んじて、常に我々に寄り添ってほしいと国民から一方的に望んでも、非常に無理がある。ご本人たちの皇族として、天皇としての気持ち、使命感、責任感というのも変わっていくでしょうし、皇室と国と国民との関係を抜本的に見直すいいきっかけになったと思ってます」と総括した。

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