Bリーグ・島田チェアマン「率直にすごい」 長崎ヴェルカの岩下社長、伊藤監督とトークセッション

「ヴェルカが挑戦していることのすごさを多くの人に知ってほしい」と語る島田チェアマン(中央)=長崎市、ロビーBLD

 バスケットボール男子Bリーグの島田慎二チェアマンと長崎ヴェルカの岩下英樹社長、伊藤拓摩監督の3人によるトークセッションが12日、長崎市内であった。B3開幕から無敗を続け、10月末の天皇杯全日本選手権でB1クラブを下したヴェルカの快進撃に、島田チェアマンは「予測はしていたけど、結果よりも質の高い試合をしていて率直にすごい」と感想を述べた。
 トークセッションでは、2026~27シーズンから予定しているBリーグの新構想についても説明。B1~B3の勝敗による昇降格を取りやめ、事業、収益面などに重点を置いて各リーグにクラブを配置。島田チェアマンは「地域を活性化させるために新Bリーグがある」と強調した。
 その上で、ヴェルカの母体であるジャパネットホールディングスが24年の開業を目指して同市内で進めている「長崎スタジアムシティプロジェクト」に着目。チームの強化と事業面を両立させている現状に、島田チェアマンは「こういうチャレンジをしているのは日本でここしかない。いずれチャンピオンになってほしい」と期待を寄せた。
 岩下社長も「私たちがやってきたクラブの立ち上げ方、チームのつくり方がロールモデルとして他県にまねされるものになれば」と今後のクラブの成長に意欲をみせた。
 今回のトークセッションは長崎県内21市町向けにライブ配信された。

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