提出議案に2000万円少ない金額 神奈川・平塚市職員が入力ミス

平塚市役所

 平塚市は15日、市議会議会運営委員会で、市議会9月定例会に提出した2020年度市下水道事業決算の関連議案に金額の誤記載があったと報告した。職員の入力ミスが原因で、同12月定例会で訂正の承認を求める。

 誤記載があったのは、市下水道事業の剰余金に関する金額。市下水道経営課の担当者が決算書を基に入力したが、2千万円少ない金額を記載した。同9月定例会に剰余金の処分に関する議案が提出され、決算特別委員会で審議され、継続審査となった。その後に議事録を作成していた市議会局の担当者が決算書との食い違いに気付いたという。

 市土木部の武井敬部長は、この日の議運委で「今後はオリジナルデータを複写するなどして入力し、チェックを徹底していきたい」と説明した。

 同課によると、2017年には下水道事業剰余金の処分を巡って必要な議案提出を忘れ、翌18年に提出した事例もあったという。

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