【九州場所】照ノ富士が盤石2連勝 大栄翔を豪快すくい投げ「落ち着いて取れたかなと思う」

大栄翔(左)を豪快に投げた照ノ富士(東スポWeb)

一人横綱が盤石の連勝発進だ。大相撲九州場所2日目(15日、福岡国際センター)、一人横綱の照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が、幕内大栄翔(28=追手風)をすくい投げで下し、初日から2連勝とした。

大栄翔は新横綱だった秋場所で金星を与えた相手。立ち合いは激しいぶつかり合いとなり、相手のノド輪などで体勢を崩される場面もあった。それでも落ち着いて土俵際で残すと、最後は豪快に土俵に転がして勝負を決めた。

取組後は「落ち着いて取れたかなと思う」とサラリ。先場所では苦い思いをさせられているだけに、戦法の変化があるのかにも注目が集まったが「自分の相撲を取ることしか考えてなかった。ずっと一つのことをやってきているので、それを貫いてやるだけ。ある程度の余裕がないと落ち着いて取れないので」と貫禄を漂わせていた。

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