【陸上】「フワちゃん=不破聖衣来」へ 拓大のニューヒロインが五輪への思い明かす

壮行会に登場した拓大の不破聖衣来(東スポWeb)

拓殖大のスーパールーキー・不破聖衣来(1年)が〝五輪〟への思いを口にした。

全日本大学女子選抜駅伝(12月30日)を前に、15日に同大文京キャンパスで行われた壮行会に出席。チームが目標とする8位入賞へ「区間賞は結果として付いてくる。区間賞を狙うのではなく、入賞に貢献できる走りをしたい」と意気込んだ。

全日本大学女子駅伝(10月)の5区で区間新記録をマークすると、14日の東日本女子駅伝(福島)でもアンカーで群馬を優勝に導いた。2024年パリ五輪出場への期待もかかる中「一番の目標は来年の世界選手権なので、そこでしっかり戦えるようになりたい。基本的な体づくりもまだまだ足りていない。まずはそこを改善して、しっかり走り込める体を作りたい」と決意を述べた。

意識の面でも大きな変化があった。以前までは五輪の舞台は遠い存在だと考えていたというが、東京五輪では同年代の広中璃梨佳(日本郵政グループ)や田中希実(豊田自動織機TC)が好走を披露。「同年代の選手がたくさん活躍しているのを見て、自分も目指せる大会だって捉えることができた。しっかり狙えるときに狙いたい」と刺激を受けた。

お笑い芸人のフワちゃんを引き合いに〝陸上界のフワちゃん〟として脚光を集めているものの、当の本人は「(フワちゃんの)名前に負けない陸上選手になりたい」ときっぱり。将来的なマラソン挑戦も視野に入れるニューヒロインが「フワちゃん=不破聖衣来」の式を作り上げる。

© 株式会社東京スポーツ新聞社