サッカー・イラン代表の守護神が、代表チームのあまりの惨状を訴え、波紋を広げている。
世界ランキングで22位とアジアトップに立つイラン。森保ジャパンとは対照的に、カタールW杯アジア最終予選でも好調。ここまで韓国などを抑えてA組の首位をキープしている。
しかし結果とは対照的に、自国連盟からひどい扱いを受けていた。11日のレバノン戦勝利後、ポルトガル1部ボアビスタでプレーするGKのアリレザ・ベイランバンドが、インスタグラムで「代表が直面する奇妙な問題を伝えたい」と窮状を訴えた。
「私たちは1年前からずっと同じ古いユニホームを着ている。試合後、毎回洗濯をして、もう何回も着ている。これは誰も想像できないでしょう。今回のレバノン遠征でも、ホテルの手配から練習場の手配まで、相手からの場外戦でいろいろなトラブルがあったが、イラン連盟の関係者が仲介することはなく、すべては自分たちに頼るしかなかった。また数か月前から報酬も受け取っていない」と、日本代表ではあり得ない話をつづった。
さらに守護神は「私たちの勝利は彼らにとって普通になった。この状況はアジアでランキングトップに立ち、W杯の準備をしているチームにはまったく適していない」と、自国連盟を批判した。
海外クラブでプレーし、金銭的に困窮していないとしても、代表チームがサポートがないばかりか、放置されているのは悲しい限り。それでも強いのはすごいのだが…。