ジャイアンツ・ベルトがQO受諾で残留 他の13選手はQO拒否

日本時間11月18日、メジャーリーグはクオリファイング・オファーの返答期限を迎え、同オファーを提示された14人のFA選手のうち、ブランドン・ベルトだけが受諾してジャイアンツに残留した。ベルトは1年1840万ドルの契約を手にすることになるが、今後改めて複数年契約を結びなおす可能性もある。正捕手バスター・ポージーが現役引退を表明したジャイアンツだが、正遊撃手ブランドン・クロフォードは8月に2年3200万ドルで契約延長。黄金期を知るベテラン2人がチームに残ることになった。

現在33歳のベルトは、今季97試合に出場して打率.274、29本塁打、59打点、OPS.975を記録。自己最多の29本塁打を放ったものの、3度の故障者リスト入りにより100試合未満の出場にとどまり、ドジャースとの地区シリーズも欠場した。しかし、ベルトが2年連続で好成績を残したこともあり、ファーハン・ザイディ編成本部長は「彼は複数のシーズンで好成績を残した。彼がチームの一員でいてくれるのは嬉しい」と語り、ベルトの引き留めに動く方針を明言していた。

ベルト以外の13人はクオリファイング・オファーを拒否。このうち、レッドソックスからFAとなったエドゥアルド・ロドリゲスはタイガースと5年7700万ドル、メッツからFAとなったノア・シンダーガードはエンゼルスと1年2100万ドルですでに契約しており、アストロズからFAとなったジャスティン・バーランダーは1年2500万ドル+選手オプション1年で再契約に合意したことが報じられている。

残りの10人はカルロス・コレア、マーカス・セミエン、ロビー・レイ、コリー・シーガー、クリス・テイラー、マイケル・コンフォート、ニック・カステヤーノス、トレバー・ストーリー、ライセル・イグレシアス、フレディ・フリーマンという顔ぶれ。なお、クオリファイング・オファーを拒否した選手が他球団と契約した場合、来年のドラフトにおいて指名権の補償と喪失が発生する。

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