J1神戸のベルギー代表フェルマーレンに母国クラブが関心も…本人は「日本LOVE」

フェルマーレン(右)がバリバリのベルギー代表でもある(ロイター)

J1神戸に所属するベルギー代表DFトーマス・フェルマーレン(36)が来年1月に同国1部アンデルレヒトへ移籍する可能性があると、同国メディア「VOTEBALベルギー」が伝えている。

バリバリのベルギー代表メンバーであるフェルマーレンは、オランダ1部アヤックスでプロビューすると、イングランド・プレミアリーグのアーセナル、イタリア1部ローマ、スペイン1部バルセロナなど数々の欧州ビッグクラブでプレーした。2019年にバルセロナと契約満了となり、フリーで神戸入りした。

同メディアによると、フェルマーレンと神戸の契約は来年1月末までとなっており、来年1月の移籍市場の解禁に向けて「アンデルレヒトと関係がある」とし、欧州復帰が浮上。ベルギー代表として来年11月に開幕するカタールW杯に出場するためにも、母国リーグでプレーすることが求められるという。

ただ同メディアはフェルマーレンが日本残留を望んでいると指摘。地元メディア「De Morgen」の報道をもとして、フェルマーレン自身が「私は自分の将来について柔軟な考えを持っている。すべてのシナリオを考慮に入れているが、母国でプレーすることはもっとも優先するべきことではない」と語ったと伝えている。

続けて「日本でとても幸せだ。妻と子供たちも日本で楽しく過ごしている。もう1年日本にとどまっても問題はない。日本での生活は落ち着いているし、私の性格にとても近いものがある。日本は驚くほど(自身を)豊かにしてくれた」と強調したという。

J1神戸は現在3位で来季のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内。フェルマーレンが残留となれば、クラブにとって頼もしい限りだが、果たして契約延長となるだろうか。

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