銀座問題の松本氏復党に抗議へ 自民神奈川県連「地元ないがしろ」 県連所属は当面認めず

自民党県連の総務会後に記者会見する土井幹事長=横浜市中区

 銀座クラブ問題で自民党を離党し先の衆院選神奈川1区で落選した松本純・元国家公安委員長(71)の復党を巡り、同党神奈川県連(竹内英明会長代行)は18日、臨時の総務会を開き、松本氏の県連所属を当面認めず、復党を了承した党本部に対し抗議文を提出する方針を確認した。

 土井隆典幹事長が会合後に記者会見し、15日に竹内氏と1区の地元選出県議の原聡祐氏とともに党本部の遠藤利明選対委員長と面会したと説明。「1区については地元で話し合うよう投げ掛けたばかり。(来夏の)参院選には2人を擁立したいが大きなマイナスになると伝えたが、翌日の党紀委員会で復党が了承されたと報道で知った」と述べた。

 その上で「党紀委員会のメンバーがまだ決まっていない中での党本部の上意下達、さらに松本氏からは地元や県連に何の話もなく、地元をないがしろにした行動。いずれも県連としては看過できない」と強調。

 松本氏の県連所属を当面認めない方針で、党本部に対しては今回の決定に納得できない旨の抗議文を近く提出するとした。

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