ファーガソン氏がついに現場復帰⁉ 低迷するマンUのチームディレクター就任の待望論

アレックス・ファーガソン氏(ロイター)

低迷するイングランドの強豪クラブに伝説の名将が現場復帰か。英紙「デーリー・メール」は、マンチェスター・ユナイテッドのオーレグンナー・スールシャール監督(48)をサポートするため、2013年まで26年間も同クラブを指揮したアレックス・ファーガソン氏(79)がチームディレクターに就任する可能性があると伝えた。

今季のマンチェスターUはポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウドら大型補強をしたにもかかわらず成績は伸び悩んでおり、スールシャール監督の解任が報じられている。

そんな中、同紙は「アレックス・ファーガソン卿がマンチェスターユナイテッドのサッカーディレクターになるときが来た」という。

ファーガソン氏はマンUの黄金期を築いた世界屈指の名将でC・ロナウドやMF香川真司の獲得に取り組んだ一方、デービッド・ベッカム氏やライアン・ギグス氏ら数々のスーパースター選手を育てた。

もちろん、スールシャール監督も教え子の一人となるが、そんな指揮官を助けるため「ファーガソンほど、その役割を果たせる人は誰もいない」と指摘した。

同紙は「史上最高の指揮官が、愛するクラブを悩ませている問題に対して、彼の卓越した豊富な知識と個性の活気を与える力を貸すように求められていないことは不合理なこと。ディレクターのポジションで最も重要な任務は、監督が成功を収めるのを支援し、それを可能にするため助けることだ」という。

元イングランド代表MFブライアン・ロブソン氏もファーガソン氏の〝現場復帰〟を支持し「ファーガソン氏が戻る? そう思っている。彼は新しい監督のにとって大きな存在になりたくなかった。しかしファーガソン氏は(スールシャール監督に)尋ねられた場合、自身の意見を与えるであろう。そういう兆候がみられる」と語っているが、果たして実現するのだろうか。

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