【東京女子】山下実優&伊藤麻希がベルトへ一直線「あとは本番で運試し」

メインで勝利した(左から)山下実優、伊藤麻希、天満のどか、荒井優希、渡辺未詩

東京女子プロレスのチーム「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」(山下実優&伊藤麻希)が、プリンセスタッグ王座取りへ勢いづいた。

25日の東京・後楽園ホール大会で「マジカルシュガーラビッツ(マジラビ)」の王者、坂崎ユカ&瑞希に挑戦する2人は、20日の両国KFCホール大会で前哨対決。10人タッグマッチで山下&伊藤&天満のどか&渡辺未詩&荒井優希が、坂崎&瑞希&乃蒼ヒカリ&中島翔子&辰巳リカと対戦した。

同じく11・25大会でシングルを控えた辰巳と荒井、インターナショナル・プリンセス王座をかけて激突するヒカリと渡辺激しくやりあう中、中盤にはワン・トゥー・ミリオンが好連係を披露した。

瑞希を相手に伊藤がシーソーホイップの体勢から山下がミドルキックを入れ、さらに伊藤が伊藤パニッシュにつないだ。さらに山下がハイキックを放てば坂崎はTea time(変型ブレーンバスター)で応戦し、激しい攻防が繰り広げられた。

終盤には坂崎と瑞希がトイ・ストーリー2(合体ダイビングボディーアタック)を山下&伊藤に浴びせる場面もあったが、両チームの間では決着はつかず。試合は後楽園でのシングルを控えた天満が中島から直接フォールを奪い、山下組が勝利を収めた。

試合後、山下は「瑞希に対しても坂崎に対しても熱が上がる部分もあった。タッグでも結構決められる部分があって瑞希には決めたけど、マジビラには決められてないので。それはちょっと課題として残ったところもあるので、しっかり作戦を立てていきたい」と語り表情を引き締めた。

一方の伊藤は「われわれは頑張って作戦を練るというより、とっさの判断でぱっとやっちゃうみたいなところでうまくいったりすることもあるので。でも最善は尽くそう。あとは本番で運試しです。頑張ってベルトを取ります」と闘志を燃やした。

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