【大王製紙エリエールレディス】原英莉花 2021年初勝利に王手「地に足がついたプレーで勝ちたい」

原英莉花(東スポWeb)

女子ゴルフの原英莉花(22=日本通運)が、2021年初勝利に王手をかけた。国内ツアー「大王製紙エリエールレディス」3日目(20日、愛媛・エリエールGC松山=パー71)、7バーディー、2ボギーの66で回り、通算14アンダーの単独首位に立った。

出だしの1番でバーディー発進すると、3番パー3で18メートルを沈めるなどショットの好調ぶりに、2つの3パットボギーがあったものの、パターもかみ合って好スコアにつなげた。「もったいないボギーがありながらもアンダーパーで回れたのはよかったかなと思います」と振り返った。

昨年は「日本女子オープン」と「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の国内メジャー2勝を挙げ、さらなる飛躍を期待された今年は未勝利が続く。要因について「自分に自信が持てなかったのが大きい。何か不安を抱えながらやっていて、そこが気持ちの面でもっと行けなかったと思います」と自己分析した。

今大会は、これまでの迷いと決別するように、振り切るショットでチャンスをつくってスコアにつなげている。今大会前に師匠の〝ジャンボ〟こと尾崎将司の自宅を訪問し、「振り切りが悪い」と指摘された効果も大きかった。師匠に吉報を届けるためにも「戦う気はすごく高まっているので、しっかりコントロールして地に足がついたプレーで勝ちたい」と最終日を見据えた。

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