オリックス・モヤ シーズン終盤の悔しさバネに豪快な一発

7回、同点ソロを放つモヤ(東スポWeb)

オリックスの助っ人・モヤ(30)が20日の日本シリーズ第1戦でこれまでの鬱憤を晴らす豪快な一発を放った。

場面はヤクルトに1点をリードされた7回一死無走者。若月の代打で打席に立つとカウント1―1からの3球目だった。相手先発・奥川の投じた外角高め変化球を強振。打球を右中間スタンドに運んだ。

「甘く入ってきたボールをしっかりと捉えることが出来たし、打った瞬間(スタンドに)入ってくれると思ったよ! 大事な場面で打てて最高だね!」とは打席後のモヤ。見送ればボール気味だったが、長いリーチを活かしたモヤらしい一発に本人も満面の笑みを浮かべた。

リーグ優勝争いを続けていた10月上旬まではチームの主軸として奮闘を続けた。だが、徐々に調子を落とすと同月21日にはラベロと入れ替わる形で登録抹消。以後はロッテとのCSファイナルを含め出場機会がなかった。そんな悔しさもあり日本シリーズでの活躍に意欲を燃やしていたモヤ。頼もしい助っ人の一発はオリックスにとって明るい材料になりそうだ。

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