世界大会でKO勝ち 塩谷の手塚さん、農家と格闘家の“二刀流”

「ONE NEXTGEN Ⅱ」のキャッチウェイトを制した手塚さん(左)=マレーシア、手塚さん提供

 【塩谷】シンガポールで10月29日に開催された格闘技の世界最大級大会「ONE NEXTGEN Ⅱ」の86キロキャッチウェイトで、船生の総合格闘家手塚裕之(てつかひろゆき)さん(31)=大田原市・山田道場、TGFC代表=がマレーシアの選手に3ラウンド3分45秒でTKO勝ちした。農業に従事しながら、自然の中でトレーニングに励んでつかんだ勝利。「次はタイトルマッチを組んでもらい世界王者を目指す」と闘志を燃やしている。

 手塚さんは船生中、氏家高(現さくら清修高)時代はソフトテニス部に所属していたが、日体大を卒業して農業研修で渡米した際に総合格闘技と出合った。約2年の研修を終え、帰国後に塩谷中で講師を務めながらアマチュア大会に出場。25歳の時に再び渡米してプロデビューした。

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