21日まで科学の祭典 実験や工作12ブース 上越科学館 楽しさ不思議 無限大

 「青少年のための科学の祭典2021新潟県・上越大会」(同実行委員会主催、上越タイムス社共催)が20、21の両日、上越市下門前の上越科学館で開かれている。同館を無料開放し、実験や工作のブースが設けられ、科学の楽しさが体験できる場となっている。開場時間は午前9時から午後5時(最終入館同4時30分)まで。

 同祭典は30年ほど前から行われており、2000年にリージョンプラザ上越で県大会が開かれたことを契機に、翌年から上越大会が行われている。昨年はコロナ禍のため中止となり、今年で20回目。密を避けるため数を限定し、地元を中心に12ブースが並ぶ。

上越教育大技術分野による合板を使った製作は多くの子どもたちが参加した

 合板を組み立てて箱を作ったり酵母で絵を描いたり、化石のレプリカを掘り出したりと、数は少ないが、魅力ある体験が用意されている。実験や工作で作ったものは全て持ち帰ることができる。また、入館者には実験や工作の内容と、自宅でできる実験を掲載した実験攻略本を配布している。

ドライバーで削り、レプリカの化石を掘り出す体験

 新潟市から家族で訪れた山貝昴翔君(新潟小3年)は「星のキーホルダー」作りを体験。「(両親に)手伝ってもらったけど納得いく出来栄え。他の実験もやりたい」と話した。同科学館の永井克行館長は「科学の楽しさや不思議に、子どもだけでなく、大人も触れる機会になってもらえれば」と話した。

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