困窮世帯に大学イモ 三股の団体 本紙エコバッグで

生活困窮世帯のため、本紙で作ったエコバッグに大学イモなどを入れ町社会福祉協議会の担当者に手渡す三股町女性団体連協の森秋生会長ら(左側2人)

 三股町女性団体連絡協議会(森秋生(あきみ)会長、250人)は16日、町社会福祉協議会を通じ町内の生活困窮75世帯に大学イモと生サツマイモを、本紙で作ったエコバッグにそれぞれ入れて贈った。
 町社協は町内のボランティアと連携し4年前から18歳未満の子どもがいる生活困窮世帯に、町内外の企業や団体、個人が寄せた野菜やコメ、加工品を配る「どうぞ便」を毎月第3水曜日に実施している。
 大学イモは提供された原料約80キロを使い、役員7人が1日がかりで75世帯分を調理。エコバッグは町内の女性団体に呼び掛けて製作した。
 16日に町社協を訪れて大学イモなどを贈呈した森会長は「食欲の秋なのでおやつをあげようと思って作った。エコバッグは読んで楽しめ、新聞を生かすいい方法」と話していた。

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