メジャー全球団にポスティング通知 鈴木誠也を米メディア「クオリティーが高い」

鈴木誠也(東スポWeb)

米大リーグ機構(MLB)は21日(日本時間22日)にポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す広島・鈴木誠也外野手(27)が22日(同23日)にポスティングされ、契約可能選手になると全30球団に通知した。

MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が同日午前、自身のツイッターで速報すると、ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者はその10分後、自身のツイッターで「もし、(新たな労使協定が締結されずに)ロックアウトが発生した場合、各球団は鈴木のような国際FA選手とメジャー、マイナーを問わず契約することができない」と続いた。交渉期限は米国東部時間12月22日午後5時(同23日午前7時)だ。

その後、AP通信が続くと、米CBSスポーツ(電子版)は「鈴木誠也。月曜に入札が始まるスター外野手に関する5つの質問に答える」というタイトルの特集記事を掲載。実力については「クオリティーが高い」「今オフのFA選手の中で優秀さは15番目」と高く評価した。移籍先についてはほとんどのチームが鈴木誠のような外野手を必要としており、その中で、マリナーズ、レンジャーズ、ジャイアンツの3球団が最も興味を示していると伝えた。

なお、MLBと選手会による現行の労使協定は12月1日午後11時59分で失効。今回はチーム総年俸の上限引き下げ、FA取得年数の改正など両者による争点が多いことから、新労使協定が締結されず、球団オーナー陣によるロックアウト、選手会によるストライキに突入する可能性が高いと報じられている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社