Aマドリード復帰のグリーズマンがバルセロナでの暗黒時代に「私にとって大きな誇り」

Aマドリードに復帰したグリーズマン(ロイター)

スペイン1部アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワヌ・グリーズマン(30)が厳しい状況に立たされた前所属バルセロナ時代を振り返ったと同国紙「マルカ」が報じている。

グリーズマンは2019年にバルセロナに加入も、移籍金1億2000万ユーロ(約153億6000万円)に見合った活躍ができず、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ退団の遠因になったとしてサポーターから批判が殺到。練習場でもファンから罵声を浴びせられるなど、追い出されるように古巣Aマドリードへ復帰した。

同紙によると、日本人ホテルスタッフへの人種差別騒動で謝罪するなど、ピッチ内外で注目されたグリーズマンはバルセロナ時代を後悔していないという。「(バルセロナに)でプレーできてうれしかった。信じられないほどのチームメイトがいました。コーチから多くのことを学びましたが、プレーできなかったり、困難だったときもありました。毎シーズン20ゴール近くを獲得しているので災害ではありませんでした。私にとって大きな誇りです」

また、Aマドリードに復帰したことにグリーズマンは「(サポーターの反応が)心配だった。悪いスタートで、元気を取り戻すためにピッチで最善を尽くすしかないとわかっていた。これまでのところすべてが本当にうまくいっています」と語ったという。

古巣復帰となった今季リーグ戦でまだ2得点と結果が出ていないものの、チームにフィットしつつあり、ここから巻き返していく構えだ。

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