【北京五輪】米上院議員が選手の派遣を疑問視「安全ではない」「中国共産党に命の価値はない」

バイデン大統領の判断は…(ロイター)

来年の北京五輪を巡り、米国の政治家から自国のアスリートを安全を心配する声が上がっている。

75歳の元中国副首相・張高麗氏に性的関係を強要されたことを告発した女子テニスの彭帥(35=中国)が消息不明になった騒動を受け、米ニュース専門局「FOXニュース」は「テネシー州選出の共和党上院議員マーシャ・ブラックバーン氏が北京五輪で米国の選手が中国を訪れることは安全ではないと懸念を表明した」と報道した。

ブラックバーン氏は同局の番組に出演し「中国共産党には命の価値はありません。もしあなたが一線に従わないのであれば、彼らはあなたを消滅させるでしょう」と皮肉った上で「私たちのアスリートが北京五輪に行くのは安全ではないと思う。このようなことは、もっと定期的に起こっているように思う。米国のオリンピック委員会は、なぜわれわれの選手をこのような環境に送り込むのだろうか」と疑問を投げかけた。

すでにジョー・バイデン大統領は北京五輪の外交ボイコットを検討中。今後の展開によっては、さらなる行動に出る可能性も十分にありそうだ。

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