「ハリー・ポッター」の世界を洋食で 食器はル・クルーゼで【にっぽん食べ歩き】

 「ハリー・ポッター」の世界観を料理で再現しようと洋食店「グリル満天星」丸ビル店(東京都千代田区)がオリジナルメニューを展開している。食器はハリポタとコラボした限定コレクションを含めたル・クルーゼの製品だ。(共同通信=中村彰)

「ホグワーツローストビーフディナー」(提供写真)

 メインの料理は2品。「ホグワーツローストビーフディナー」(3500円)はホグワーツ魔法魔術学校の焼き印入り。四つの寮をモチーフにしたカリフラワー、ビーツなど4色の付け合わせから2品を選ぶことができる。

 和牛の内もも肉のローストビーフは150グラム。鮮やかなピンク色で、かみしめるほどにうま味があふれ出す。

 「ホグワーツパイシチュー」(3500円)は自慢のデミグラスソースを使ったオーブンシチュー。ホグワーツの紋章入りのパイ皮を割ると濃厚な香りが。4種のスパイスが添えられ、自分好みの味の変化が楽しめる。

「ホグワーツパイシチュー」(提供写真)

 デザートでお薦めは「ヘドウィグバヴァロア」(1000円)。ハリーの大切なパートナーのフクロウをかたどったババロアは滑らかな口当たり。「ヘドウィグホワイトチョコバナナミルク」(1000円)とのスイーツセットだと1800円になる。

「ヘドウィグスイーツセット」(提供写真)

 ほかに「炎のゴブレット」に登場したドラゴンの卵がモチーフの「ドラゴンスコッチエッグ」(1800円)、木とクモをあしらったガトーショコラ「禁じられた森チョコレートケーキ」(1000円)がメニューにラインアップ。12月25日まで。

 フランス生まれのキッチンウェアブランド、ル・クルーゼは物語の名場面から発想したコラボシリーズの販売を始めた。ハリーの額にある傷の稲妻形をあしらった「ハリー・ポッターシグニチャーココット・ロンド26cm」(4万6200円)のほか、「死の秘宝スプーンレスト」(3850円)、「ヘドウィグバイバード」(3080円)といった求めやすい商品もそろえている。

ル・クルーゼのハリー・ポッター関連商品(提供写真)

 丸の内地区では映画第1作「賢者の石」公開から20周年を記念し「MARUNOUCHI BRIGHT CHRISTMAS 2021」としてイベント「『ハリー・ポッター』魔法ワールドからの贈り物」を12月25日まで開催。丸ビル1階に「魔法の樹」を設置して、魔法生物が飛び回り、ホグワーツ特急が疾走するライティングショーを午後5時から同9時まで10分おきに行う。

© 一般社団法人共同通信社