一人横綱が連覇へ向けて〝カウントダウン〟に入った。大相撲九州場所12日目(25日、福岡国際センター)、横綱照ノ富士(29=伊勢ヶ浜)が関脇明生(26=立浪)を掛け投げで下して12連勝。幕内で唯一の全勝を守った。
新横綱だった秋場所で金星を配給した相手に格の違いを見せつけた。取組後は「落ち着いて取ろうと思っていました。相手の圧力? 余裕を持ってやろうと思った」と淡々とした口ぶりで振り返った。
2場所連続6度目の優勝へ向けて一歩前進したが、照ノ富士に油断はない。「まだ3日間あるので、しっかり最後まで頑張っていきたい。一日一番、自分の相撲を取り切る」と表情を引き締めた。