神奈川・三浦市が要望「県議会の特例選挙区に」 少ない人口…でも横須賀との合区なら「意思が届かない」

三浦市の城ケ島(写真右、資料写真)

 神奈川県議会の選挙区(定数105)を巡り、三浦市の吉田英男市長は25日、同市の選挙区(定数1)を特例選挙区とするよう求める要望書を県議会に提出した。市長は「合区になれば小規模自治体の意思が県政に届かなくなる」と危機感を募らせている。

 公職選挙法の規定では、選挙区の人口が全県での議員1人当たりの人口の半数を下回った場合、隣接する選挙区と合区しなければならない。

 6月に発表された国勢調査の速報値では、全県の議員1人当たりの人口は8万8003人で、三浦市は4万2098人。

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