玉川徹氏 オミクロン株阻止へ「すべての外国人を止めるというのが最も合理的」

オミクロン株の入国阻止が急務だ(ロイター)

テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターで同局社員の玉川徹氏が29日、同番組に出演し、新型コロナウイルスの変異型オミクロン株の世界的な感染拡大をめぐり、日本の水際対策について言及した。

南アフリカで検出されたことから、各国はアフリカ南部の国からの入国を制限。EUは渡航を一時停止、英国は入国制限、イスラエルは全外国人の入国禁止、米国は入国禁止、韓国も入国禁止という厳しい措置を取っているが、日本は南アフリカを含め、9か国からの入国者については指定施設で10日間の待機義務付けにとどめている。

玉川氏は「イスラエルは27日から2週間、すべての外国人を入国禁止にするが合理的。(オミクロン株が)どれくらい危険なのかわからないから、わからないうちは最悪を想定して入国を止めるという危機管理の要諦。2週間という期間が合理的だと思うのはファイザー、モデルナ側が『2週間くらいあれば、ワクチンが新たな変異株に効くかがわかる』と言っている。既存のワクチンがどれくらい有効性があるのかというのがわかるのが2週間。その間はとにかく入国を止めるというのは正しい。2週間たって大したことがなければ解除すればいいし、大変だとなればさらに長くすればいい。日本みたいに、とりあえず(渡航者を)入れちゃって、その後でとんでもない変異株でしたということになれば取り返しがつかない」と政府の対応を批判した。

そのうえで「これから世界中でどんどん広がっていく可能性がある。今日本は9か国からの入国者が対象ですが、南アフリカだけでなく、いろんなところから経由して入ってくるとなれば、どこから入ってくるかもわからない。すべての外国人を止めるというのが最も合理的な方法だと思う」とイスラエル方式をすべきだとした。

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