大谷「勝ちたい発言」でフロント動いた! メジャー190勝男シャーザー来季エンゼルス浮上

去就が注目されるシャーザー(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースからFAとなったメジャー通算190勝、サイ・ヤング賞3度受賞の先発右腕、マックス・シャーザー投手(37)の契約先に大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスが浮上した。MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者が28日(日本時間29日)に自身のツイッターで有力候補にドジャース、ジャイアンツ、エンゼルス、メッツを挙げ、「12月1日(同2日)にロックアウトになる前にシャーザーは決断するだろう」と速報した。

シャーザーは今季15勝4敗、防御率はメジャー2位の2.46をマーク。被打率1割8分5厘とWHIP(1イニングに許す走者数)0.86はメジャートップ。9月12日(同13日)のパドレス戦で史上19人目の3000奪三振を達成している。

また、ヘイマン記者は右腕が今季にナショナルズからトレードされる際にカリフォルニア州のチームを希望していたと伝え、「メッツは難しいかも」と投稿した。現在の労使協定は米東部時間12月1日午後11時59分(日本時間2日午前1時59分)に失効。オーナー側と選手会の対立は深刻でロックアウトは避けられないとみられている。

エンゼルスがシャーザー獲得に成功すれば一気にプレーオフ出場の有力候補に浮上するだろう。すでにメッツからFAになったノア・シンダーガード投手(29)と1年契約しており、大谷と強力な三本柱が確立する。

一方、MLBネットワークのジョー・モロシ記者は28日に自身のツイッターでエンゼルスが今季8勝に終わったものの、2018年に10勝、19年に15勝を挙げているレッズの右腕、ルイス・カスティーヨ投手(28)をトレードで獲得しようとしていると伝えた。
大谷の「勝ちたい」発言に危機感を募らせたエンゼルスフロント陣は優勝を狙えるチームにすべく積極的に移籍市場で動いている。

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