マンU新監督発表も…高まる不安 過去の「古すぎる」発言でC・ロナウドとの遺恨再燃

新監督に就任したラングニック氏(ロイター)

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが29日、ラルフ・ラングニック氏(63)を今季終了までの監督として就任することを発表した。

契約期間は今季終了までで、来季から2年間はクラブのコンサルタントを務めることが決定。ラングニック氏はドイツでキャリアを重ね、激しいプレスからボールを奪取する〝ゲーゲンプレス〟を標ぼうし、リバプールのユルゲン・クロップ監督ら多くの名将の〝師〟としても知られる存在だ。
今後の名門再建に注目が集まるが、いきなり難題が浮上している。スペインメディア「ミオトラリーガ」は「チームのスターであるFWクリスチアーノ・ロナウドと論争を引き起こすことになる」と報じた。

2016年にラングニック氏がドイツ1部ライプチヒを率いて際に、ロナウドの獲得についての見解を聞かれると「絶対にない。我々には独自の哲学があり、それはうまくいかないだろう」と答えた。

ここまでならば問題ないのだが、その後に「彼は〝古すぎる〟」とチクリ。プレースタイルについてなのか、年齢的に若くないことを指していたのかは不明だが、大スターのロナウドに対する〝舌禍騒動〟は大きな物議を醸した。今回マンチェスターUを正式に率いることになり、エースとして再会するロナウドとの遺恨再燃が不安視されているのだ。

ロナウドは解任されたスールシャール前監督とも確執がささやかれており、再び指揮官との関係がクローズアップされそうだ。

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