UEFAが脳震盪憲章を制定 クラブや代表チームが啓蒙活動

 欧州サッカー連盟(UEFA)は29日に、頭部に衝撃を受けた選手を保護する更なる対策として、脳震盪憲章を制定した。

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 この憲章はUEFAメディカル委員会が作成したもので、脳震盪の危険性について、選手、コーチ、審判、医師、そして一般市民への教育を目的として制定。クラブや代表のチームは、脳震盪の手順を説明するセッションを提供するよう求められる。UEFAメディカル委員会のティム・マイヤー委員長は、「脳震盪は間違いなく重大な障害であり、適切な管理と治療が必要である」と言及。「調査ではサッカーでの発生率は低いとされているが、ピッチ上で脳震盪が起きた場合どのように対応し、何をすべきか知っておく必要がある」伝えた。UEFAは2019年10月に脳震盪の啓蒙活動を開始し、国際サッカー協会理事会(IFAB)が2022年7月まで脳震盪による代役選手を正式導入を承認した。

UEFAが脳震盪憲章を制定 Photo Ira L. Black - Corbis

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