エンゼルスに新加入の左腕ループが会見「トラウト、大谷翔平とプレーするのは楽しみ」

加入したアーロン・ループ(ロイター)

大谷翔平投手(27)が所属するエンゼルスと2年1700万㌦(約19億2000万円)で契約したアーロン・ループ投手(33)が30日(日本時間1日)にオンライン会見に応じ、エンゼルス移籍の経緯や「どんな役割でも構わない。チームに貢献したい」と意気込みを語った。

左の変則サイドスローのループは2012年7月にブルージェイズでメジャーデビュー。主に救援で通算471試合に登板して21勝22敗、6セーブ、防御率3・05。フィリーズ、パドレス、レイズと渡り歩き、21年に移籍したメッツで確変。65試合に登板して6勝0敗、防御率0・95。被打率1割9分2厘と〝無敵〟状態だった。今オフにFAになり、去就が注目されていた。

ループは大活躍できた理由を「19年の(左ヒジの)ケガを機にメンタル面で野球に対するアプローチを大きくリセットした。野球の何が好きか、何を楽しいかなどを改めて思い出して、野球を始めた時の情熱を取り戻したんだ。あとは健康であること。元気でいること、腕が調子良いことは大きく影響する」と説明した。

この数年間、エンゼルスから常に興味を示されていたことを明かし「自分も気になっていたチーム。うまく契約に至ってうれしい。やはりマイク・トラウト、大谷翔平、レンドンをはじめとする選手たちとプレーする機会というのは楽しみだよ」と笑顔で語った。

球団はFAになった守護神イグレシアスとの再契約を模索しており、現時点で起用法は不明だが、中盤から後半の大事な局面でマウンドに上がることになるだろう。「自分はいつボールを持たされても大丈夫なタイプ。試合の早い段階でも遅い段階でも、先発でもイニング数が多かろうと少なかろうと本当に気にしない。ただピッチングをしてチームの勝利に貢献したい」。ループは大谷とって心強い存在になってくれそうだ。

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