長崎県佐世保市江迎町の潜龍酒造で30日、新酒(にごり生酒)「本陣 白星」の一番搾りと瓶詰め作業があった。1日から販売する。
にごり生酒はもろみを粗ごしした濁ったままの清酒で、微弱な発酵が進んでおり、爽やかな香りと微炭酸が特長。特に沈殿物(おり)の中にはタンパク質、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルが豊富に含まれている。アルコール度数は14度(出荷時)。
杜氏(とうじ)の中山直(すなお)さん(52)によれば、10月下旬の仕込み段階で気温が例年より高かったこともあり、仕込む際の水に氷を入れたり、タンクに冷却剤を巻くなどしたりして発酵が進み過ぎないよう調整。伝統のおいしい味に仕上がったという。
希望小売価格は5合瓶(900ミリリットル)1327円、1升瓶(1800ミリリットル)2420円、5合瓶3本入りセット4518円。数量限定で5合瓶7500本、1升瓶1800本を出荷する。1日から県内の酒販店、デパートなどで販売する。山下庄左衛門社長は「『白星』は和食はもちろん、揚げ物や焼き肉、酢豚などの中華料理にも合い、日本酒が苦手な人や女性にも最適なお酒」とPRした。
「本陣 白星」の販売開始を前に30日、佐世保市三浦町の「させぼっくす99+1」で乾杯イベントがあった。市民約20人が試飲し、一足先に新酒を味わった。
にごり生酒「本陣 白星」きょう発売 一番搾りと瓶詰め作業 佐世保・潜龍酒造
- Published
- 2021/12/01 11:34 (JST)
- Updated
- 2021/12/01 12:31 (JST)
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