大瀬良残留の立役者!? 広島・床田の投球だけではない〝貢献度〟

契約更改を終えて笑顔を見せる床田(代表撮影)

エースの流出を防いだ立役者かもしれない。広島の床田寛樹投手(26)が1日にマツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、600万円増の年俸3300万円でサインした。5年目の今季は16試合に投げて5勝4敗、防御率3・19だった。

「前半戦すごい苦しんで、二軍で数か月ですか。後半戦で何とか盛り返せたので、二軍でやってきたことは間違いじゃなかったんだなと思う」と振り返りながらも、来季は「それを最初から出せるようにしたいと思います」と話した。

そんな床田は投球以外の部分でチームに貢献をした。それが大瀬良の残留だ。床田は「FAを取った日に(大瀬良に)『来年もよろしくお願いします』と言いました」と明かし「僕のおかげじゃないですか。結構言ったので」とにんまり。

そしてその理由をこう説明。「僕もそうですけど(大瀬良が)出た方がチャンスが巡ってくると思ったんですけど、それよりもチームで勝ちたいと考えたら、残ってくれた方がめちゃくちゃいいじゃないですか。あともっといろいろ教えてもらいたいと思ったので」

その思いが通じ11月18日に国内FA権を行使せずに大瀬良が残留を表明。一方で、いつまでも大瀬良に頼ってばかりもいられないことも自覚している。「まだまだ自分一人でやるのは難しいので、教えてもらいながら自立と言うんですかね。一人で何とかできるように考えて両方やりたいです」と来季以降へ向けて気合を入れていた。

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