成人式 長崎県内全市町で実施へ オンライン配信や分散開催も

県内自治体の成人式予定(12月1日現在)

 来年の成人式について長崎県内全21市町は1日現在、いずれも式典を開催する予定で準備を進めている。県内の新型コロナウイルスの感染状況は落ち着いているが、世界的に広がる新たな変異株「オミクロン株」の感染者が日本で初確認されるなど不安要素も。各自治体は今後の感染状況を踏まえ判断する。
 今年は感染拡大の影響で東彼東彼杵町を除き、12自治体が中止、8自治体が延期した。
 開催に向け、各自治体は感染対策に注力する。県教委によると、長崎、佐世保、島原各市と西彼長与町は県外からの帰省を見合わせる新成人も参加できるよう、式典の様子をオンラインで配信する予定。南島原市や長与町は午前と午後の分散開催、対馬市などは出席者に抗原検査キットによる事前検査を求めている。島原市と西海市は式典が開催できなかった今年の新成人も対象とした。
 長崎市は11月に開業したMICE施設「出島メッセ長崎」(尾上町)で初めて開く。県内の新型コロナ感染状況を6段階で示す県独自のレベルに応じ、12月下旬に最終判断する。


© 株式会社長崎新聞社