工業団地「第2大村ハイテクパーク」 伸和HDに分譲 2024年工場稼働

 長崎県大村市は1日、市議会全員協議会で、新工業団地「第2大村ハイテクパーク」(雄ケ原町)の土地約4万1千平方メートルを、精密空調装置などを手掛ける伸和コントロールズ(川崎市)の持ち株会社、伸和ホールディングスに約4億1千万円で分譲すると明らかにした。
 伸和コントロールズは1992年、大村市に九州事業所を開設している。市企業誘致課によると、分譲地には同社の工場が整備され、来年11月着工、2024年1月の稼働を予定。これに伴い、5年間で100人の新規雇用を計画しているという。市は分譲のための議案を、開会中の市議会定例会に追加上程する。
 第2大村ハイテクパークは19年春に完成。立地企業は同社で3社目となり、分譲用地は残り2区画となった。
 この日は市議会本会議も開き、市環境センターの火災で被害を受けた1号炉の復旧工事費1億9600万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を可決した。


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