DeNA宮国椋丞が現状維持の年俸840万円で更改 昨季G戦力外から復活「すごい幸せ」

会見に臨んだDeNA・宮国椋丞(東スポWeb)

DeNA・宮国椋丞投手(29)が2日、横浜市内で契約更改交渉に臨み、年俸840万円の現状維持でサインした。

交渉終了後の会見で「個人的にも今年は大変な年だったが、一年間お疲れ様でしたと言っていただいた」と安どの表情。その後は「昨年の今頃は契約更改の場にいられなかったのですごい幸せだし、これが当たり前になるように来年も頑張っていきたい。初めてのことの経験が多い一年間だったが、今の自分にとっては財産。貴重な一年という印象が強い」と語った。

本人の言葉通り、今年は「波乱万丈」の1年だった。昨季限りで10年間在籍した巨人を戦力外となり、昨年12月にはトライアウトも受けた。今年3月にDeNAと育成選手契約を結び、8月30日に支配下選手登録。9月7日の古巣・巨人戦(横浜)で先発し、5回2失点で4年ぶりの白星をつかんだ。今季は3試合に登板し、1勝1敗、防御率6・19。

新天地でのプレーについて右腕は「選手の人たちは温かい人たちばかり。僕自身、やりやすい環境でプレーさせていただいている」と述べ、表情を引き締めた。今オフはベイスターズの一員として新たな年を迎え、プロ12年目となる来季へ向けて心身を磨く。(金額は推定)

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