年末の交通事故防止運動(11~20日)を前に、神奈川県警は2日、横浜市中区の横浜元町商店街で、事故防止の啓発キャンペーンを行った。女優の釈由美子さんが参加してトークショーを実施。歩行者の死亡事故が多発している現状を伝え、注意を呼び掛けた。
同商店街と神奈川県オールトヨタ販売店が企画したクリスマスツリーの点灯式に合わせて実施した。釈さんは同販売店のアンバサダーを務めており、県警の活動にも協力することになった。
県内の交通事故の死者数は1日現在、127人(前年同期比2人増)で、全国ワースト。うち歩行者が3分の1を占める。トークショーで加賀町署員が「横断歩道では歩行者が優先」と交通ルールを説明すると、釈さんは「気持ちに余裕を持ち、どうぞと譲ってほしい」と応じた。
県警は運動期間中、飲酒運転や速度違反の取り締まりを徹底する他、夕暮れ時を中心にパトロールを強化する。