井岡一翔の統一戦も中止決定 ビックマッチの相次ぐ中止でボクシング界に大激震

11月の会見に出席した井岡一翔(東スポWeb)

ボクシングの志成ジムは3日、WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(32=志成)とIBF世界同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)の統一戦(31日、東京・大田区総合体育館)を中止することを発表した。

同ジムは報道各社に文書を送付し「本年12月31日に大田区総合体育館で開催が予定されておりました『WBO・IBF世界スーパーフライ級統一戦 ジェルウィン・アンカハス選手対井岡一翔戦』でございますが、11月29日に政府より発表された水際対策強化による外国人の新規入国停止の方針を受け、また、オミクロン株によるコロナ陽性者が国内でも確認されたことを踏まえ、感染対策強化を優先させ、大会の中止を決定しました。今後は、関係各所と協議の上、感染状況等を見極めながら改めて開催日時につき検討いたします。この試合を楽しみにされていたファンの皆様には、多大なご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます」と発表した。

この日、WBA世界ミドル級スーパー王者・村田諒太(35=帝拳)と、IBF世界同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)の統一戦(29日、さいたまスーパーアリーナ)の延期が発表されたばかり。ボクシング界は年末のビックマッチが相次いで取りやめとなる大激震に見舞われている。

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